コラム column

卒業生は今!~自分と向き合う三か条~
先日高橋恭子ゼミ卒業生(2期生)・井川さんのもとに行き、OB訪問をさせて頂きましたメディアについて学ぶ高橋ゼミで過ごし、就職先として某新聞会社を選んだ井川さん。そんな井川さんはゼミ生活の中で何を感じ、何を学び、そして自分自身の仕事場としてなぜ新聞会社を選んだのでしょうか。就活を控えている私にとっては、気になることばかりでたくさん質問させて頂きました。
(ここからは質疑応答形式で)
Q.どうして高橋ゼミを選んだのですか?
A.大学入学時から記者になりたいという気持ちがあった。そこでメディアのことを学べるゼミを探していたら高橋ゼミを見つけた。他のゼミとも迷ったが、高橋ゼミの方が取材活動やディスカッションを通じて、より実践的な内容が学べると思い、高橋ゼミに決めた。
Q.高橋ゼミで得たこと、入って良かったと思うことを教えてください。
A.高橋ゼミで得た一番のことは、「批判的思考」だ。批判というのは、見かけに惑わされず、多面的にとらえる努力をすること。世の中には報道にしても映画にしても一つの見方をさせてしまうものが多いが、高橋ゼミでは「一度立ち止まって広い視点でメディアと向き合う」ということを学ぶことができた。
Q.記者という職業を選んだきっかけを教えてください。
A.中高生の時は建築士を目指していた。「自分の手でつくったものを誰かに発信したい」という想いがあったためだ。しかし、絶望的に数学ができなかった。理想と現実の距離を考えた時、ここは「現実」を取ろうと大学から文系に転じた。なぜか文章を書くのだけは得意だったからだ。自分の書いたモノを褒めてくれる人が多かったというべきかもしれない。「やりたいことより出来ること」を考えた時、記者になろうという思いが生まれた。モノを書くということは、建築士を目指していた時の「自分の手でつくったものを誰かに発信したい」という想いと共通するものがある。自分には「やりたいことより出来ること」をするのが向いていた。でも、出来ること・得意なことっていうのはなかなか自分では気付けない。だから、人に気付かせてもらう機会が大切なんじゃないかな。
Q.物事を発信するには何が大切だと思いますか?
A.まず能動的な面では「直接足を運ぶこと」!“百聞は一見に如かず”というように、直接現場に行くということが大切だと思う。そして受動的な面では「アンテナを広くすること」!私は一つの事柄に対して最低2つ以上のものから情報を得るように努力している。アンテナを広くもつことで、自分の視点が見えてくるし、自分の考えの位置が分かってくる。能動的な部分だけでなく、受動的な部分も大切。その両方をどう組み合わせて行動するかは自分次第。
Q.就職活動で心掛けるといいことを教えてください。
A.まずは「場数を踏むこと」。場数を踏むことで、自己分析ができてくる。次に「家族や友人などから話を聞くこと」。人にツッコまれたり色々聞いたりすることで気付けることがある。そして最後に、「一喜一憂しないこと」。就活では上手くいかないことがあるのは当たり前だと思ってやった方がいい。
(質疑応答形式はここまで)
インタビューを終えて、まず私が感じたことは「井川さんは自分自身のことをよく理解している」ということでした。自分という存在は、この世に生まれてから誰よりも長く深く付き合っているはずですが、意外にも改めて省みることは少なく、実際はあまり知らないのではないかと気付かされました。井川さんの言葉は、核心をついていて、深く心に響くものばかりでした。そして、自分の想いや考えを言葉にすることは自分の強みにつながるのだと感じました。心の中で思っているだけではなく、改めて言葉にすることで行動につながっていくのだと思います。
最後に、井川さんにインタビューをさせてもらって、何かを発信していく上で改めて大切だと感じたことを3つ挙げたいと思います。
①自分自身を深く知ること
②常に批判的な視点を持つこと
③たくさんの人と出会って気付かせてもらうこと
この3つの事柄は、出来そうでなかなか出来ていないことなのかもしれません。「何かを発信していく力」は記者という職業ではなかったとしても、人とコミュニケーションを取ったり、自分を表現していく上で不可欠なことです。井川さんとお話したことで、改めてその大切な力について考えさせられ、自分自身を見つめ直す機会を与えてもらいました。
先日高橋恭子ゼミ卒業生(2期生)・井川さんのもとに行き、OB訪問をさせて頂きましたメディアについて学ぶ高橋ゼミで過ごし、就職先として某新聞会社を選んだ井川さん。そんな井川さんはゼミ生活の中で何を感じ、何を学び、そして自分自身の仕事場としてなぜ新聞会社を選んだのでしょうか。就活を控えている私にとっては、気になることばかりでたくさん質問させて頂きました。
(ここからは質疑応答形式で)
Q.どうして高橋ゼミを選んだのですか?
A.大学入学時から記者になりたいという気持ちがあった。そこでメディアのことを学べるゼミを探していたら高橋ゼミを見つけた。他のゼミとも迷ったが、高橋ゼミの方が取材活動やディスカッションを通じて、より実践的な内容が学べると思い、高橋ゼミに決めた。
Q.高橋ゼミで得たこと、入って良かったと思うことを教えてください。
A.高橋ゼミで得た一番のことは、「批判的思考」だ。批判というのは、見かけに惑わされず、多面的にとらえる努力をすること。世の中には報道にしても映画にしても一つの見方をさせてしまうものが多いが、高橋ゼミでは「一度立ち止まって広い視点でメディアと向き合う」ということを学ぶことができた。
Q.記者という職業を選んだきっかけを教えてください。
A.中高生の時は建築士を目指していた。「自分の手でつくったものを誰かに発信したい」という想いがあったためだ。しかし、絶望的に数学ができなかった。理想と現実の距離を考えた時、ここは「現実」を取ろうと大学から文系に転じた。なぜか文章を書くのだけは得意だったからだ。自分の書いたモノを褒めてくれる人が多かったというべきかもしれない。「やりたいことより出来ること」を考えた時、記者になろうという思いが生まれた。モノを書くということは、建築士を目指していた時の「自分の手でつくったものを誰かに発信したい」という想いと共通するものがある。自分には「やりたいことより出来ること」をするのが向いていた。でも、出来ること・得意なことっていうのはなかなか自分では気付けない。だから、人に気付かせてもらう機会が大切なんじゃないかな。
Q.物事を発信するには何が大切だと思いますか?
A.まず能動的な面では「直接足を運ぶこと」!“百聞は一見に如かず”というように、直接現場に行くということが大切だと思う。そして受動的な面では「アンテナを広くすること」!私は一つの事柄に対して最低2つ以上のものから情報を得るように努力している。アンテナを広くもつことで、自分の視点が見えてくるし、自分の考えの位置が分かってくる。能動的な部分だけでなく、受動的な部分も大切。その両方をどう組み合わせて行動するかは自分次第。
Q.就職活動で心掛けるといいことを教えてください。
A.まずは「場数を踏むこと」。場数を踏むことで、自己分析ができてくる。次に「家族や友人などから話を聞くこと」。人にツッコまれたり色々聞いたりすることで気付けることがある。そして最後に、「一喜一憂しないこと」。就活では上手くいかないことがあるのは当たり前だと思ってやった方がいい。
(質疑応答形式はここまで)
インタビューを終えて、まず私が感じたことは「井川さんは自分自身のことをよく理解している」ということでした。自分という存在は、この世に生まれてから誰よりも長く深く付き合っているはずですが、意外にも改めて省みることは少なく、実際はあまり知らないのではないかと気付かされました。井川さんの言葉は、核心をついていて、深く心に響くものばかりでした。そして、自分の想いや考えを言葉にすることは自分の強みにつながるのだと感じました。心の中で思っているだけではなく、改めて言葉にすることで行動につながっていくのだと思います。
最後に、井川さんにインタビューをさせてもらって、何かを発信していく上で改めて大切だと感じたことを3つ挙げたいと思います。
①自分自身を深く知ること
②常に批判的な視点を持つこと
③たくさんの人と出会って気付かせてもらうこと
この3つの事柄は、出来そうでなかなか出来ていないことなのかもしれません。「何かを発信していく力」は記者という職業ではなかったとしても、人とコミュニケーションを取ったり、自分を表現していく上で不可欠なことです。井川さんとお話したことで、改めてその大切な力について考えさせられ、自分自身を見つめ直す機会を与えてもらいました。